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関西選手権第1戦 2019.6.8-9
Report by 10-1皆川晃輝 Photo by Tetsuya Yamamoto(SeaYou) Arranged by J.O
関西選手権第1戦
こんばんは、ごーみながわです。
と、書き出すとブログっぽくなってしまうので真面目に書きます。
関西学院大学10-1の皆川晃輝です。レースレポートを書かせていただきます。出来るだけ私情は挟まないように端的に書きたいと思います。
まずは、学連の皆さん、各大学のマネージャーさん、そして今大会を運営するに当たって協力して頂いたラナイズビーチクラブ、SeaYou、スプーキーの皆様に心から御礼申し上げます。
DAY1
【1R】
オンショア、リーパンからハの字くらい。下有利スタート。ポースタ艇もいましたが左が強くてスタボでちゃんとスタートを切れた艇が前を走れたイメージでした。
上ピンは左の振れを上手く使った12-1東原(京大)。その姿を見て、右に突っ込んでいた僕の記憶は途絶えました。
2上は少し風が落ち、左に振れたまま安定し、中風域では敵なしの17-4一楽(神戸)がピン、3位にレディキャンから調子がいい12-2中尾仁美(京大)が続きました。
1.一楽想大(神戸)・2.中村幸太郎(同志社)・3.中尾仁美(京大)・4.山之内薫(京大)・5.伊奈佑真(京大)
【2R】
スタート後、大きく右に振れて1R目の結果から左に行った艇は苦しい展開になりました。
1上は上から好スタートを切ったレディース12-34山之内薫(京大)がピン、惜しくもリコールだったが10-55芝川(関学)もシングルに名を連ねた。
その後どんどん西に振れていき、2上は即タックでスタボ1本、フィニッシュはポートを上らせてもフィニッシュマークに届かずスタボでフィニッシュという展開に。
時間的に西を経由して北系に振れていく予報だったので、最初に右に行けた艇が走りました。
またしても、一楽がピン。
1.一楽想大(神戸)・2.大窪悠真(滋賀)・3.皆川晃輝(関学)・4.中村幸太郎(同志社)・5.山之内薫(京大)
午前は、振れ幅が大きく、奥にツッコミ過ぎると取り返しがつかないレース展開でした。
自分自身の反省点でもありますが、反対海面を見る力と、反対海面にすぐ行けるような走り方が必要となりました。
【3R】
一旦浜バックしてオフショアのリーパン風。
昨年の関選の3レース目と全く同じ風だと気付いていた人がどれくらいいたでしょうか。
ポースタをすれば一見、上マークまで1本で行けるのですが、マーク付近で右に吸われるので、とにかく、先行することが大事でした。
甲子園の北系の風で奥ツッコミはリスク高すぎるので辞めましょう。
1上では下から好スタートを切った、10-1皆川、35-53中村、12-1東原に加え、同志社2回生35-17朝田も上位陣に食い込んでいました。
1.中村幸太郎(同志社)・2.上村泰五(阪大)・3.皆川晃輝(関学)・4.一楽想大(神戸)・5.東原大洋(京大)・6.横山颯(神戸)
DAY1リザルトTOP30
DAY2
【4R】
東風。
甲子園でも滅多にこの風はありません。僕自身、レース前は難しい展開になるだろうと予想していました。
しかし、橋桁付近では、スターボの強いリフト、左側にはポートのブローが降りてきているのが確認出来たので、それをどう上手く使うかがポイントでした。
スタート後、左のブローが降りてきて超下有利な展開に、下からスタートを切った一楽がポート一本でマークに到達する勢いでした。このレース、最も大事なとこは、このブローの対応の仕方で、そのまま奥に突っ込んでしまうか、ポートに返して、右のブローを取りに行けるかというところでした。1上は下のピンエンドから出たレディース17-9島崎真友莉(神戸)がピン!その後一楽、上村、早めに右に返していた皆川が4位と続きました。
2上でも、似たような展開になりましたが、周期的に振れていることに気付き、上手く左を使えた皆川がピン。優勝争いの中村(同志社)がツボる。
1.皆川晃輝(関学)・2.一楽想大(神戸)・3.上村泰五(阪大)・4.横山悟司 (阪大)・5.島崎真友莉(神戸)・6.兵動(京大)・7.望月(京大)
【5R】
少し風が落ちてきて、マスパンからリーパンの風に。
4R目よりも、右の勢力が強くなっていたように感じます。
1上では、真ん中からスタートを切り左のブローを上手く使えた皆川と中村が1.2位と続きましたが、回航後、右に大きく触れ、またしても、左のレイラインまで伸ばしてしまった艇は地獄を見ることになりました。優勝争いの一楽(神戸)がツボる。滋賀勢の野村・一柳が走る。
1.皆川晃輝(関学)・2.中村幸太郎(同志社)・3.野村晃洋(滋賀)・4.一柳暢希(滋賀)・5.松原友輝(同志社)
5レース目終了時点で、1,2位が同P、3位が1P差の大接戦になりました。
【6R】
最終レースでは、サーマルまで振れ代わり、南西のリーパンからストパン風域でした。
上有利だったにも関わらず、下からスタートする艇が多かったです。
甲子園の南西はだいたい右ですよ、皆さん。
スタート後、早めに右に返した植村(阪大)が意地を見せピン、その後僕も2位で回航しようとしますが、マークにひっかかり全国に醜態を晒しました。その後の記憶はあまりありませんが、2上でも同じような展開になり、阪大植村がそのままピンをかっさらいました。優勝争いは、7位中村(同志社)・8位一楽(神戸)となりトータル同ポイントで中村幸太郎に軍配が上がりました。
1.植村桂伍(阪大)・2.東原大洋(京大)・3.上村泰五(阪大)・4.横山悟司 (阪大)・5.徳田龍司(県大)・6.濱口(阪大)
北風から南風まで、かつ様々な風域でレースが行われ、いかにポイントをまとめるかが勝負を分けた大会になりました。
やはりスタートが切れないと話にならないのは言うまでもない事ですが、スタートは全て上手く出られ、こんなにもレース展開が楽になるのかと1回生ぶりに思いました。
まだまだレースシーズンは始まったばかりですが、頑張っていきましょう。
メンズ入賞者 左から1-6位
優勝 35-53中村幸太郎(同志社)
準優勝 17-4一楽想大(神戸)
第3位 10-1皆川晃輝(関学)
第4位 87-99上村泰五(阪大)
第5位 87-77横山悟司(阪大)
第6位 87-1植村桂伍(阪大)
レディース入賞者 右から1-3位
優勝 12-34山之内薫(京大)
準優勝 17-9島崎真友莉(神戸)
第3位 12-2中尾仁美(京大)
団体の部 優勝 大阪大学(植村・上村・横山さ)
団体の部 準優勝 神戸大学(横山そ・一楽・島崎)
右3名 第3位 京都大学(山之内・伊奈・奥山)
神戸医大も大健闘83-17森川咲希
2回生トップ77-77児島レン 着実に成長している
インスタに必ず集合写真がある滋賀勢
誰が勝つか最後までわからない
1P差の重み。
良きレースでした、お疲れさま!