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関西プレ新人戦 2018.11.24-25
Report by 宇佐美光弘 19-12 & 米原 美穂 10-77 Arranged by J.O
甲子園浜でプレ新人戦が行われました。
1日目2日目共に、うねり小さめのマスパンからリーパン微風コンディションで、合計5Rやりました。
【1R目】
フレフレど微風でマスパンを得意とする人が前を走っていたと思います。
スタート時は超上有利でブローとかよりも艇速を止めずに漕ぎ切った人が速かったです。
1上トップは77-35児島(こじまだよ!)廉 れん 2位12-80来海(くるうみと書いて何故か「キマチ」と読む) 3位77-13トミーこと冨吉守
上回航後、どんどん風が落ち2上も2下もマスパンでフィニッシュに向かう事態になり、特に2下でピヨッてしまった人が順位を落としてしまいました。
フィニッシュ 1位77-35れん 2位12-80キマチ来海 3位19-12宇佐美
【2R目】
長いAPの後、2R目が行われました。
風はマスパンからリーパンくらいでした。スタート時はポースタ切らないとキツイくらいの下有利で早めに気づいて下から出た人が速かったです。
1上トップは恐縮ながら私、19-12宇佐美 2位に富山の奇跡(と呼ばれている)58-11山田 3位は奥田さんの後輩で運動神経抜群の同志社35-17朝田
2上は回航後即タック展開になり大きな順位変動は起こらず。
フィニッシュ 1位19-12宇佐美 2位77-35れん 3位12-80来海キマチ
初日は2Rでした。
【3R目】
2日目は朝からリーパンくらいの風があり
マスパンからリーパンほどでスタート時は上有利でした。
が、スタート直後、若干下振れしました。スタボで吸いきってポートに返した、見た目は子供なのに甘いものが食べられない87-53西田周誠が途中までかなり良かったんですがだんだんヘダーしていき、
1上トップは同志社の天然枠ぺぺこと35-13長野 2位はオシャレBOYもっさんこと87-55山本悠太 3位19-12宇佐美
1下は特に順位変動もなく、2上は右海面を使う展開になりました。
回航後、即タックする艇と右奥まで突っ込む艇に分かれました。私見ですが、右奥に突っ込んだ艇は角度は上るが風力がなく、即タックした艇は風力はある、といった感じでした。自分は右海面を、来海キマチは真ん中を使い(艇速で)2上ワンツーでした。
フィニッシュ 1位19-12宇佐美 2位12-80キマチ来海 3位に新人教育でも入賞のハダケンこと16-18羽田 健太
【4R目】
思い出したくないですが、フレフレで風も0.5m/sくらいのド微風レースでした。
スタート時は下有利で自分は下1でスタートを切ったのですが、スタート直後スタボを伸ばすとどんどんリフトしていき
1上トップ77-13トミー 2位77-35(こじまだよ!)れん 3位12-80来海キマチ
風がなくなり2上フィニッシュに。
フィニッシュ 1位77-35れん 2位12-80来海キマチ 3位19-29トミーヒルフィガー
一旦浜バックして運命をきめる5R目が行われることに
【5R目】
4Rまでのポイントは
1位77-35れん(1.2.6.1)4Pカット6
2位19-12宇佐美(3.1.1.6)5Pカット6
3位12-80キマチ(2.3.2.2)6Pカット3
次のレース次第でこの3人の誰もが優勝の可能性があった。
5R目、リーパンジャストくらいで、ギリギリストパンが入ることもありました。
最終レースの為、ラインが高めでギリギリ攻めたあげくリコールする艇(振れ新の名付け親87-35香川&16-18はだけん)もいました。
かなりの上有利でスタボロングのレースになりました。
やはり甲子園勢が速く1上トップは奥田さんと同じ奈良県出身の87-32石川 2位19-12宇佐美(うっさん) 3位87-55オシャレBOY(もっさん)
フィニッシュ 1位87-32石川(男子校出身) 2位58-11山田(富山の奇跡) 3位87-55オシャレBOYもっさん
自分は87-53西田周誠と激しく4位争いを繰り広げ、周誠の猛烈な追い上げをノーズ先の差で逃げ切った。
れん9位、キマチ6位とカットレースになったものの自分がもし周誠にまくられ5位フィニッシュだったら優勝は1P差でキマチだった。
同じゲレンデのれん、強豪京大のキマチ、関西同期みんなで2019年3月に行われる新人戦は表彰台を独占したいと思います。
また、団体の部は
1位 京都大学(来海・山本・島瀬)
2位 同志社大学(朝田・針生・ぺぺ長野)
3位 滋賀県大(児島・冨吉・中田)
でした。
無風マスパンはしんどかったですがいつも松原で練習しているものが無駄じゃないとわかりました。
2日間レースを運営してくださった学連の皆様、協賛のラナイズビーチクラブの皆様、Sea Youの皆様、ありがとうございました!
19-12 宇佐美光弘
【メンズ入賞者】右から優勝19-12宇佐美 準優勝12-80来海 3位77-35児島 4位58-11山田 5位35-17朝田 6位12-88山本
関西新人戦第3戦、通称プレ新が行われました。
舞台は甲子園浜、いつも私たちが練習させていただいている場所でした。
そういうこともありいつも以上に気持ちが入っていましたが、2日間とも風に恵まれず、甲子園勢はあまり良い結果を残せませんでした。
逆に琵琶湖勢は風がない中でもしっかり結果を残せた人が多くいて、漕ぎに関してはさすがだなと思う点が多くありました。
結果からお伝えしますと、レディース優勝は77-23松本 彩理 さん(滋賀県立大学)で準優勝は12-21大島萌さん(京都大学)、私10-77米原美穂(関西学院大学)は3位でしたが、ホームゲレンデということで奥田さんからレポート依頼があり書かせて頂きました。
この大会は3月に行われる新人戦の予選も兼ねていました。9月末に行われた関西新人戦第2戦(新人教育)が3割、今回の関西新人戦第3戦(プレ新人戦)が7割で、それらを合算したリザルトが選考基準となりました。新人戦に出場する権利が貰えるのは、関西からはメンズが35名(今大会47名参加)、レディースが18名(今大会24名参加)です。各自緊張感を持ってこの大会に臨んでいたように思います。私も緊張していましたが、なんとか無事に通過することが出来ました。
3月の新人戦では関東や九州のプレイヤーと勝負することになります。全国のプレイヤーと競い合えるだなんて、すごいですね!今から考えるだけでもワクワクします。そんな素敵な舞台でズボって恥をかかなくて済むように、むしろ表彰台の1番上で輝けるように、今後も練習に励んでいこうと思います。
まだまだ未熟者でありますが、よろしくお願い致します。
ここからはレースレポートとなります。
どう書けばいいんだろ…と悩んでましたが書き始めると思ったより長くなってしまいました、、
【1日目】
1R 南東(だった)
上有利のように思えたので、ホーンと同時にラインに入り上1でスタートラインを切ろうと本部船の上でギリギリまで待機していたけど、
スタート直後に風が一気になくなりスタートライン周辺で動けなくなった艇団が壁となって、1分ほど本部船の上で待機する事態になりました。
なんとか抜け出し上マークを回航しましたが、風がない上に風軸も大きく振れ、無風となった海上では数人のトップ艇団以外は全員が困惑してました。
マスパンをするべきなのかエイトをするべきなのか、というより上っているのか下っているのかすら分からずとりあえず進ませようともがきました。
そんな無風フレフレの中でも琵琶湖勢は速く、若干のブローや振れに上手く対応してマスパンやエイトを漕い分けて前に進んでいました。
特にトップ艇団の77-35児嶋・12-80来海・19-12宇佐美はダントツで速く、私が1下を回航するころにはフィニッシュしてました、さすがです。
私がフィニッシュする時は風が振れすぎて、スタボでリーパン漕ぎながらフィニッシュしました。改めて振り返るとすごい状況だなって(笑)
このレースは艇速を止めずに進ませられた人と、艇速が止まってしまってもどうにか進ませようと諦めずに漕ぎ続けられた人が早かったように思います。
またトップ艇団が速すぎてフィニッシュできなかった人も多くいました。厳しい世界です。
2R 南東 2-3m/s
1Rと同じマークの位置でした。
シークエンス開始直後に風が振れ、1Rと打って変わって超下有利となりました。
下に近いところからポースタした艇がそのまま走って良い順位を保っていたように思います。
真ん中~上からポースタした艇はスタボアプローチが想像以上に全然上らず何回か差し直さなければ上マークに届かなくて、
左からポートアプローチをとりにきた艇にまくられていたイメージです
私も1上回航のときスタボアプローチが届かず数艇にまくられてしまったため2上ではオーバー気味にアプローチ取ろうと決めたのですが、1下下ってる時にさらに風が落ちて「無風再び?」と嫌な予感がしたのでまだ風があるうちにフィニッシュしようと気合を入れ直して1下を回航。
ポートロングを消化し個人的にかなりオーバーめにアプローチを取ったにも関わらず特大ヘダーが入り同時にスタボアプローチに入っていた人ほぼ全員足りてなかったと思います。なんとか差し直し2上を回航、この時左に大きく振れていて下マークにリーパンで向かう艇とエイトで向かう艇がいた。
どういう状況?ってなったけど正直リーパン漕いだ方が速かったです。
1日目は微風&フレフレのレースで相当しんどかったです。
【2日目】
3R 北西 2-4m/s
スタート時はやや上有利で私は真ん中付近からスタートしましたが、すぐに風が変わりスタボもポートも上らないような感覚になりました(下振れしたんかな?)。
前を走っていた艇に吸われそうになったけど吸われきる前にタックを返し、ポートで右に伸ばしました。
するとどこからかすでに10-87元永花がスタボアプローチに入ってました。必死に追いかけたものの追いつかず、レディース2位でフィニッシュ。
最初に右に寄せてた集団に大きいリフトが入ってたようで、完全にやられました。
4R 北西(だった)
3Rと比べると風は落ち、マスパンレースを覚悟してスタート。どちらが有利サイドかよく分からなかったので真ん中からスタートし、タックを刻みつつ上マークを目指してました。しかし神様に見放され、体感0.5cm/sってレベルまで風が落ち、1Rのような無風レースが再び訪れました。
2上フィニッシュとなったものの、私の気持ちは風とともに完全に途切れてしまい、リザルトにFをつけてしまう事態に。
本当に情けないですね黒歴史確定です。
5R 南西 4-5m/s
これだよこの風を待っていたんだよと甲子園勢誰もが心の中で叫んだ最終レース。リーパンジャストでブローによってはストパン入るくらい風が上がってくれました。ここで意地を見せようとした87-35香川が16-18はだけんを道連れに2人仲良くリコール。もったいない、、
予報を見て右に振れることをあらかじめ把握していたため、右海面を使ってレースを展開しました。レースが始まると案の定右海面の方にいいブローがあり、左に伸ばした艇より先に上マークを回航。2上も右かなと思ったけれど右にいった艇よりも左にいった艇のほうが上っているように見えたので、1下回航してすぐ即タックすると先に右にいった艇に追いつくことができました。
風はその時々で変わるから、いかにいいブローに噛ませられ続けられるかが重要だなと思いました。
新人戦までにもっと海面力を身につけたい次第です。
2日目も風が振れて無風になることがありましたが、前日と比べると風がある中でのレースとなりました。
さて、この2日間を通して様々な感情を覚えました。
無風の中のレースに本当に悩まされ、「ナニコレ?!こんな状態でレースできんやん!!」と自分の中で決めつけてました。
レースが始まってしまったらどんな状況になってもフィニッシュを目指すのが当たり前なのに私はそれができませんでした。
これからはどんなにコンディションの悪いレースでも風のせいにするのではなく、どんな状況でも自分にできることをやり尽くすようにします。
全風域で乗れる人が1番強いと思うので、私もそういう選手になりたいです。まずは心を改めます。
本大会を運営して頂いた学連の皆様、また、ゲレンデを貸して頂いたsea you、ラナイズビーチクラブの皆様、1回生を応援して下さった各大学の先輩方、本当にありがとうございました。
マリンスポーツを始めて初めて迎える冬、
凍え死なないようにしっかり防寒対策していこうと思います。
長文を読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
10-77 米原美穂