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九州学連選手権 2018.12.1-2
Report by 小畑天義 78-23
えー、全国の皆さんこんにちは 大分大学医学部ウィンドサーフィン部四年の小畑です。奥田さんからはオバティーと呼ばれています。クソ長いのでこれから永遠とマスパン漕ぐくらいの気持ちで読んでください笑。最後だけでも是非。全国の皆さんが見てくれてるかは分かりませんが、こうやって全国の皆さんと繋がれるこのHPで書いて、いつか会った時に九州レポートの人ね!と言われたら嬉しいですね笑レースのところは飛ばしてもらって構いません。では、早速今回のレースについて書きたいと思います。まずはじめに、今回運営をしてくださった大分県セーリング連盟の方々、ヨット部の方々、国体選手の方々、海の家方々、豪華な協賛を頂いたBIC sport Japanの内海さん、映像をとって頂いた奥田さん、誠に感謝申し上げます。今回の九州学連ウィンドサーフィン選手権大会はビギナー43人エキスパ72人の計115人と九州でも一年間を通じて九山に続いて2番目に大きな大会でした。ただ、どうしても全国の皆さんが繰り広げるようなハイレベルのレース展開でないので、驚きが多いかもしれません笑
【1日目】
1レース目 北西の風1~4m/s ホームでもあり、住吉浜は岸側から定期的にくるブローがくることが多い海面なので、僕は上からスタートし、スタボでゴリゴリに伸ばし、漕ぎまくりました。スタートして3分後くらいにはもう勝負する艇は4人程でした。九州ではあるあるです笑下から出た72-93由里と僕がミートする頃にまさかの風がほぼ無い状態になり、リーパン以下の風になるともう歯が立たず由里にはどんどん置いていかれました。そのままの順位で2上もまわり、その頃にアンダーが出来るほどの風が吹いてきたので気持ちよく2位でアンダーをしていたところ、ボードにドン!と衝撃が走りました。よく見るとフィンに緑のゴミ袋のようなものが絡まっていました。最悪。後ろからは72-10渡邊純菜と72-99土屋篤志がどんどん迫って来たので、僕に残された選択肢は2つ。この亀のようなスピードでなんとかゴールまで逃げ切るのか一度セールを落としてゴミ袋を取りもう一度頑張るのか 僕は後者を取りましたが、時すでに遅し。篤志に抜かれ、結局由里、篤志、自分の順位でフィニッシュなんとか純菜からは逃げきれました。
2レース目北西の風1~4m/s
このレースも1上に近づくにつれ風が無くなるゴリーず達には良い風でしたが僕たちチビーずにとってはとても辛いものでした。ウホウホ言いながら漕いでくる78-7栗林ぱいせん(大分大学)など恐怖でしかありません。1上はもちろん由里がピン、その間は忘れましたが僕は7位でした。何とか下りで2人まくり、下回航した後、へダーが強かったため、前4人は由里がタックを切ったところで皆スタボに返しついていったので、セオリーなら艇団と同じ動きでしたが、ついていっても勝てないと思ったのと、ポートで伸ばしている際に前方に少しブローがあったので、そこをめがけて一人で伸ばしブローが来たタイミングでタックをしました。そこからはもうこのまま2上まで一本なんじゃないかというくらい上り由里にも勝つかもと余計な心配をしながら漕いでいましたが、無念、届かず。2上に向かうまでに何とか2人まくり、由里、純菜、自分の順にフィニッシュ。マスパンの練習が課題だと分かりました。この後一旦ハーバーバック。浜に帰るとちょうど空港から来たハイテンションな奥田さんが待っていました。
3レース目
午後は風向が変わり南東の風1~4m/s
このレースも始まりは2m/s弱の自分の苦手なマスパン風域。上には由里、栗林先輩など、ゴリーずが集結していたので、下よりの出やすいところから艇速で頑張ろうと角度はそれほど気にせず良いスタートが切れました。長めのブローが前から来たので一番左にいた自分はもう天にも登る気分と角度でガシガシリーパン。それでも由里には勝てません笑 誰か奴のフィンとダガーを抜いてくれと思いました。2人がダントツの回航でそのまま2周し、フィニッシュ。由里、自分、純菜の順でフィニッシュ。ぼくは何故か今回由里以外に負けたら坊主という罰があったので、まぁギリギリ二位で1日目を終えました。
【2日目】
昼頃まで風が上がらず待機
4レース目 南東の風 3~4m/s
スタートが鬼のように下手くそ過ぎたのと、風がかなり下にふれていたのでスタートをきれずスタボ艇が行くのを待ち、スタート。普通南東の風は岸ツッコミで、スタボを伸ばし、その後ポートで上手く行く海面なのですが、今回は海側の風があったのかまたもや由里が1上トップ。僕は何とか4位くらいで1上を回り、その後二人まくり何とか2位フィニッシュ。由里、自分、栗林先輩の順でフィニッシュ。由里の全ピン優勝が現実になってきました。
5レース目南東の風 4~5m/sくらい
また海側が割と伸びました。このレース1上を制したのは上1ジャストスタートの91-33永岡美咲(福岡大学4年)、引退レースに華を添えた。由里が2位回航。
そして2上でまさかの奇跡!由里を抜いてトップ回航!したものの束の間、アンダーで一瞬で追い越され、由里全ピンを阻止できる唯一のチャンスがパー。アンダーも課題だと発見。次のレースからは由里にはアンダー禁止令を出したいです。笑そのままフィニッシュ。由里、自分、67-88阿部礼真(鹿児島大学)
の順。
6レース目最終レースも5レース目と一緒の風。
この時点で僕の坊主は100パーなし^_^安心安心。残る一つの課題はやはり由里の全ピン優勝の阻止。結局このレースは由里にも純菜にも勝てず、由里、純菜、自分の順にフィニッシュ。結論的には、まったく歯が立ちませんでした。
今回全体的に感じたのはやはりスタートの時点で先行されていること、マスパン、アンダーの練習不足。この課題を九山までに克服できたらと個人的には感じました。
ここまで読んでくださった方はあともう少しなのでお願いします。ここからが本当に伝えたかったことです。
また今回、2016年学連委員長の鈴木康太さんが来てくださり、全国と九州の交流を深めたいとはるばる関東からいらっしゃってくださいました。正直、昨年僕もインカレに行きましたが、全国と九州のレベルの違いは天と地ほどの差があります。九州の皆さん、悪い気していたら申し訳ないです。しかし、これが現状だと思います。スタートにしても、コース取り、走らせ方、アンダーやプレーニング。全てのスキルがやはり劣っていると感じました。ですので、是非、九州に来たいという方が居ましたら、こちらに来て一緒に練習会などもして、そのスキルを教えて欲しいです。そして夜はお酒を飲みながら交流を深めませんか?九州のレベルも交流も本当の意味で全国に近づけると思います。お前らが来いよと思うかもですが、実際僕たちは医学生がほとんどで金銭的にも時間的にもそちらに行くことが厳しいです。鈴木さんもその方針でして、九州への遠征費など補助をしていきたいとおっしゃってくれました。僕はもう四年ですので残り2年と短い命ではありますけど、いつか全国と九州が交わってインカレなどでもレースで競い合い、夜は仲良くお酒を飲みながら語れたらなぁと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。
大分大学医学部ウィンドサーフィン部四年
78-23 小畑天義