TEchnO293
テクノ全日本 2020 10.17-18
Report 35-9 朝田有哉 Photo J.O
はじめまして、同志社大3回生の朝田です。全日本選手権のレースレポートを書かせて頂きます。暖かい目でみてもらえるとありがたいです。
今年は例年とは違い、選手も他薦や自薦による出場権利の獲得、会場も全日本選手権初開催ビーチスマリーナ、コロナウイルス対策諸々、などとまったく新しい大会となりました。
1日目
浜からはまったく風は感じられず、本当にレースできるのかといった感じでしたが、開けた海面までいけば風が意外と入っており、しっかりとリーチパンピングは漕げるような風でした。
1R目 1〜2.5m
上マークにはほとんど右のブローがかかっておりフレを使いつつ右に寄せ、右海面のブローをしっかりつかめた艇が上位を占めました。自分は下有利を感じ、展開したのですが、ポートを乗るタイミングが難しく、一上はすごく難航してしまい、10位くらいでした。ほぼ同じ場所からスタートした11-7港大はうまくブローを繋ぎ、気づけば遥か上に見え、オフショアの海面のブローを見る力の大切さを思い知らされました。
二上はその反省をいかし上マークに入るブローを意識して展開し、なんとか何人かまくることに成功しました。
1.11-7港大 2.11-5池田 3.12-70松田さん 4.35-53幸太郎さん 5.51-63伊藤颯(2回生)
1上回航 1位 関(関東) 2位 池田(関東) 3位 松田(京大)
微風域では上位も脅かす2回生伊藤(立命館)
テクノプラスクラスの激しいトップ争い
2R目 1〜2.5m
風向風速はほとんど変わらず2レース目が行われました。
1レース目と違った点は下有利の風がしっかりスタートラインを覆うタイミングが増えたこと。右の勢力が1レース目より不安定になりつつ、左にもブローが見えはじめました。
不安定にもなりつつも右のブローが上マークへ向かう高さをとれると考え、先に右に先行しタックしたところそれがハマり、11-5池田と僕が先にマークに近づくことができ、有利な展開ができました。
二上は左に大きくフレほとんどポートしか乗っていませんが最後はフレッフレでひやひやしながらタックをうつも一上と順位は変わらず
1.11-5池田 2.35-9朝田 3.12-15伊奈さん 4.11-7港大 5.35-53幸太郎さんでフィニッシュでした。
国体選手もテクノ乗ってます
2日目
1日目と同じ風向、ほぼ同じレース海面でレースコースが打たれたのですが、風に恵まれずレース始まるもノーレース。
午後、海上待機からのスタートを試みるもゼネリコ、その後も無風が続き2日目終了。
総レース数2レースの大会となりました。
2日目のみテクノプラス参加が3名の千葉工業大学OB(写真は下口)
【感想】
微風2レースではありましたが、学ぶことが多い2日間でした。関西、関東ではやはり競技に対する文化?的なものがやはり違うところもあり参考になることが多かったです。
また、ブローをみてレース展開することはセーリングにおいて基本ですが、オフショアでレース海面の横からブローが入りやすい海面は関西には少なく、海面力を磨ける良い経験値になったと思います。
最後に、コロナの影響があるなか対策を徹底しながら大会運営してくださった市川さんはじめ運営の方々、奥田さん、Bic Sport Japan 内海さん、ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。
テクノプラス女子優勝 西上実彩子(同志社OG) 準優勝 錬石さん
テクノプラス男子優勝 岩崎(関東OB) 準優勝 小松(京大OB) 吉嶺(千葉工OB)
U17女子優勝 大島あかり 準優勝 村岡みく
U17男子優勝 大島拓己
テクノレディース 右6位 酒井七海(千葉工業大学)
テクノレディース第5位 佐々木たま(早稲田)
テクノレディース第4位 上村 愛(早稲田)
テクノレディース第3位 山之内 薫(京大)
テクノレディース準優勝 塚本麻耶(京大)
テクノレディース優勝 鈴木絢子(京大)
テクノメンズ 4位5位6位
テクノメンズ第6位 伊奈佑真(京大)
テクノメンズ第5位 松田侑真(京大)
テクノメンズ第4位 中村幸太郎(同志社)
テクノメンズ 2位1位3位
テクノメンズ第3位 朝田有哉(同志社)
テクノメンズ準優勝 関港大(関東)
テクノメンズ優勝 池田拓海(関東)
大会実行委員長 市川さん(静岡県国体代表)
【テクノプラス】
【テクノ】