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ハロウィンカップ 2019.10.19-20
Report @12-1 東原大洋 Photo by DoshishaFacebook
ハロウィンカップは滋賀県のパイレーツハーバーで開催され、ビギナー、エキスパ含め150人を超えるビックレースとなりました。
インカレ前の大きな大会ということもあり関東、九州からの参加もありました。
景品が豪華なことで有名なハロウィンカップですが、今年もビギナー優勝者は男女共にボード、準優勝者にはセール、エキスパは優勝者にセールと他の大会に類を見ないほど豪華な景品でした。また仮装をして参加するビギナーの選手もちらほらいて楽しい大会となりました。以下レースレポートです。
day1
【1R 0~1m/s】
風がなく、これでレースをやるのかという雰囲気の中、無情にもクラス旗があがり行われたこのレース。
コースは明らかに上有利スタボ一本という感じでスタートラインは本部船付近が激混みの状態に。そんな中でもうまくスタートを決めた関西学院大学主将の皆川が1上をピンで回航しそのままトップフィニッシュ。その後はNTの杉原さんやふぇにさん、松本さん、滋賀勢が続く形でマスパンの得意な面々が上位を走っていました。
1.皆川(関学)2.杉原(京大)3.戸田(阪大)4.中村(同大)5.伊藤(県大)6.兵動(京大)7.大窪(滋賀)..9.三田村(県大)
【2R 3~7m/s】
1Rの後、大雨が降りしばらくウェイティングに。
このまま終わるかと思いきや晴れ間がのぞき風も入ってきました。
風はプレーニングが入るくらいになったこのレースは下有利でうまくスタートを決めた京都大学四回生田中健太さんが1上を1位で回航、その後安定して速い松本さん、ふぇにさん、杉原さんでトップ争いに。京大四回生が1~5位まで独占する形でさすがです!という感じでした。
この日のレースはこれにて終了し優勝争いは松本さん、ふぇにさん、杉原さんの三人に絞られてきました。
1.松本(京大)2.田中(京大)3.鈴木(京大)4.杉原(京大)5.林(京大)6.渡邊純菜(鹿屋)7.新矢(同大)..9.宗方聡子(阪大)10.朝田(同大)
吹きでは安定した走りの横田一心(同志社)
day2
【3R 7~9m/s】
2日目になり1日目とはうって変わり朝から北で風が吹いていました。海面は左側に大きなブローが降りてきている印象で、実際うまくスタートを決めて奥ピッピしていた艇が上位を走っていました。風はダガーではきついくらいでこの風域では上位陣の顔ぶれが毎レースほぼ同じといった展開でした。
1.松本(京大)2.横田(同大)3.杉原(京大)4.鈴木(京大)5.東原(京大)6.田中(京大)7.辻上(同大)8.奥山(京大)
【4R 8~11m/s】
風はさらにあがり上プレしだす選手もちらほら、僕もスタボは半ダガー、ポートは上プレで乗ってました。海面は同じような感じで左奥ピッピ安定といった感じ。そんな中、最近ジム通いでムキムキになっていた関西学院大学四回生晴雨さんがフルダガーで上りきり1上をピンで回航、その後僕、松本さんが続いて回航。
下りでまくって1下をピンで回航した僕でしたが2上で沈してしまい松本さんがトップでフィニッシュし、その後晴雨さん、一心さんと続きました。やはり吹きを得意とする面々が上位を走っていました。
1.松本(京大)2.晴雨(関学)3.横田(同大)4.東原(京大)5.田中(神戸)..7.戸田(阪大)
【5R 6~8m/s】
風は少し落ちてダガーで乗れるくらいに。
スタートを決めたふぇにさんが1上トップで回航もその後1下で沈してしまい、晴雨さん、一心さん、杉原さん、僕、皆川でトップ争いに。
1下のゲートで上から見て左側を回航し左奥ピッピせずに右海面のスタボリフトを上手く繋いだ杉原さんと僕が2上をワンツーで回航、そのままフィニッシュ。
1.杉原(京大)2.東原(京大)3.松本(京大)4.晴雨(関学)5.皆川(関学)..9.中村(同大)10.岩井(阪大)
【6R 8~10m/s】
風はまた少しあがりダガーではきついくらいに。
そんな中でも京大が誇るフルダガーモンスター三回生の奥山がリコールすれすれのスタートを決めフルダガーで上りきり1上をトップ回航。その後一心さん、松本さん、ふぇにさん、僕と続いて回航。奥山が2上でもトップを守り切りこのままトップフィニッシュかと思いきや、ここで悲劇が。上マークで松本さんが奥山に
「奥山、ルーム!!」
とルームを要求、奥山はスタートをかなり攻めた為自分はリコールではないかと疑念を抱いていたことからルームではなく
「奥山、リコール!!」
と松本さんが言っていると勘違い。思わず
「松本さん、リコールですか⁉」
と聞き返す。松本さんは松本さんでこれを自分がリコールしていると言われたと勘違いし、2人ともがお互いリコールしていると勘違いした状況に。
少しやる気を落とした奥山と松本さんを尻目にアンダーを爆漕ぎした僕がまくって2下をピンで回航。このままトップだと思っているとここでまた事件が。
僕に続いて回航した松本さんから
「リコールや!」
と言われ、僕はパニック状態に。後から聞くと松本さんは自分がリコールだから僕に無理に抑えなくてもいいよという意味で言ったらしいのですが、僕は自分がリコールなのかと思い大パニックに。落ち込んだままフィニッシュするとまさかのトップホーン。
何が起きたかわからないでいると、続いてフィニッシュした松本さんがガッツポーズ。僕はやはりあれは松本さんに鳴らされたトップホーンだと思い気落ちしていましたがどうやら松本さんは自分のセールナンバーが呼ばれたことでリコールではなかったと知りガッツポーズしたそうでした。
こんなアンジャッシュのコントのような勘違いの連鎖が実は最終レースの裏話としてありました笑
長くなってしまいすみません。
1.東原(京大)2.松本(京大)3.奥山(京大)4.横田(同大)5.晴雨(関学)..8.新矢(同大)9.渡邊純菜(鹿屋)
35-12セイルで健闘する長島かれん(法政)
全レースの結果としては
エキスパ
メンズ
1位 松本さん
2位 杉原さん
3位 ふぇにさん
レディース
1位 じゅんなちゃん
2位 あんりさん
3位 かおる
と吹きを得意とする面々がやはり入賞。
僕を含めると1~4位まで京大で独占することができました!
ビギナー
メンズ
1位 10-5 水田隆文(関学)
2位 35-89 相宮寛太(同志社)
3位 15-21 岡本大成(慶應)
レディース
1位 12-54 北原史野(京大)
2位 12-44 矢野史穂(京大)
3位 35-20 山野美礼(同志社)
[感想]
毎年、良い風に恵まれるハロウィンカップですが今年も良い風が吹きました。仮装した一回生が必死にレースする姿などはハロウィンならではで毎年楽しませてもらっています。また毎年豪華な景品を用意してくださりスムーズなレース運営をしてくださっている運営の方々、パイレーツハーバーのゆりさんありがとうございます。来年も京大からたくさん参加させて頂きますのでエキスパの景品もボードにしてください!
個人的なことで言うと1日目にズボッでしまいやる気失いがちでしたが、1日目終わりに大津にある肉食堂 最後にカツ を食べたおかげで最後にカツことができました。めちゃくちゃ旨いのでみなさんもぜひ行ってみてください。
インカレまであと1ヶ月を切り、徐々に緊張感が高まると共に待ち切れない気持ちです。残り少ない時間で出来る限りの準備をして沖縄で走って美味しいお酒を飲めたらなと思ってます。
これからも京都大学ウインドサーフィン部の応援よろしくお願いします。
皆さん、二日間お疲れ様でした!
沖縄で会いましょう!!