TEchnO293
関東支部選 2021.10.2-3
Report by 15-21 岡本大成(慶應義塾) Photo by Rintaro
レースレポートを書かせていただきます、慶應義塾大学の岡本です。
今年の支部選は台風一過ということで不安定な風が予想されましたが、レディースは7、メンズは最大の8レースを実施していただきました。
運営陣の方々、本当にありがとうございました。
初日は夏休みに逆戻りしたような暑さでした。
【第1レース】南〜南東 2-3m/s
スタートはイーブンでどこから出るか相当迷いました。
なんとなく左にブローがありそうだったこと、圭さんが下に行ったことでアウターから圭さんが下1、僕が下2でスタートしました。
スタート後すぐにヘダーしたところ、圭さんがポートに返して行きました。僕もタックするか迷いましたが、46-2圭さんがいいところで打ちすぎたので左奥に突っ込む選択肢を取ったところ、運が良くポートリフトのブローが全体に入り1上は僕、3-1たくとさん、15-8阿部さんの順でした。
しかし、予想以上に波が立ち体幹がヒョロヒョロの僕はこの後情け無い漕ぎ方になってしまい、たくとさん、阿部さんにまくられ3位フィニッシュでした。
1位 藤原拓斗(青学) 2位 阿部公太郎(慶應) 3位 岡本大成(慶應) 4位 束田元(関東) 5位 三浦圭(明治) 7位 村田大治(早稲田) 8位 井上隆(神奈川)
初日1,2,2と絶好調の藤原拓斗(青学)
第2位 阿部公太郎(慶應)
第14位 今村亮(青学)
【第2レース】南〜南東 2-3m/s
基本的に1レース目と同様の展開が予想された為、再び下1からスタートしました。
1レース目よりさらにポートが上る風が降りてくるようになり、その風向のブローを先に使った圭さんがダンピンでした。
圭さん以外は僕も含め、オーバー目のポートアプローチの人が早かったです。
2上からはまさに体力勝負でした。
1位 三浦圭(明治) 2位 藤原拓斗(青学) 3位 岡本大成(慶應) 4位 坪根遼翼(早稲田) 5位 田中翔(明治) 6位 宮山拓(保健福祉) 8位 三寺将太(慶應) 10位 遠藤啓祥(慶應)
第1位 三浦圭(明治)
第4位 坪根遼翼(早稲田)
第13位 吉浜一樹(関東)
【第3レース】南〜南東 2-3m/s
アウターが少し高くなり、より下スタが好ましいレースとなったため再び下1、2番でスタートしました。
コースも2レース目とほとんど同じで、1番ポートが上るブローで返した日大の39-0根本さん、39-4いおりくんが1上をワンツーで回航、その次に左奥に突っ込んだ僕が続きました。
3レース連続で行われたので、このレースの2上と2下は地獄のようにキツかったです。
僕は全てのレース2上で体力が切れ、順位を落としてしまいました。たくとさんは永遠に漕いでまくっていくため、内心もう漕がないでくれと願っていました。笑
1位 西村伊織!(日大) 2位 藤原拓斗(青学) 3位 三浦圭(明治) 4位 倉鹿野巧(神奈川) 5位 岡本大成(慶應) 7位 根本湧大(日大)
第1位 西村伊織(日大)
第7位 根本湧大(日大)
第16位 橋本叡(神奈川)
DAY1リザルト
二日目 午前は非常に爽やかで、まさにウィンド日和でした。
【第4レース】北北東〜北東 5-7m/s
大崎からの北北東のブローと、湾内からの北東のブローが入る海面でのレースでした。
スタートはイーブンやや上だったと思います。北東のブローの方が比較的大きく、頻繁に入ってくる為しっかりと右に寄せた人が上位を走りました。僕は上ピョコをミスりましたが、誰よりも右に伸ばしたことで1上を1位集団と同時回航することができました。1位集団だった46-99はるかさん、46-23はやとさん、53-3だいちはおそらく左のポートリフトも使って右海面に寄せる、お手本のコースどりをしていたと思います!
2上も同様な右展開が良かったです。少しオーバー目のアプローチの方がよりブローに噛めて伸びました。
1位 三浦圭(明治) 2位 岡本大成(慶應) 3位 中島隼人(明治) 4位 相沢遼(明治) 5位 阿部公太郎(慶應) 6位 束田元(関東) 7位 中島大智(早稲田)
第3位 中島隼人(明治)
第7位 中島大智(早稲田)
第14位 坂本一勢(青学)
第15位 隈崎海(上智)
【第5レース】北北東〜北東 5-7m/s
スタートラインに入るブローによって、有利エンドが変わる難しいスタートでしたが、今回は下スタでした。
4レース目と同じ展開で、スタート後即タックを考えていた為ポートスタートを狙いました。スタートラインの真ん中が非常に落ちていたので、下1ではなく真ん中からポースタをしました。するとこの選択が当たり、僕以外にも初めのブローで右に寄せていた人達が走っていました。
2上から風速が落ち、右のブローが途切れるようになると今度は大崎からのブローが左海面にかかるようになりましたが、それに気づき左に寄せていた8-1がのがダンピンでした。
1位 倉鹿野巧(神奈川) 2位 三浦圭(明治) 3位 相沢遼(明治) 4位 岡本大成(慶應) 5位 田中翔(明治) 7位 川村航一(湘南工科) 8位 大岩諒馬(日大)
第1位 倉鹿野巧(神奈川)
第3位 相沢遼(明治)
第8位 大岩諒馬(日大)
第12位 唐橋諒(日大)
第15位 大島春哉(明治)
第16位 川原涼(武蔵)
第18位 吉井航大(青学)
【第6レース】北北東〜北東 3-6m/s
このレースの1上まで湾内からくるブローが使えました。1上はやはり即タックして右のブローを使った僕、がの、翔が走っていました。
しかし、2上はそのブローが消え、左海面が大きく伸び、右展開をした僕、翔は苦しいレースとなりました。僕は左海面からまくってきた圭さんやはやとさんなど10人にまくられてしまいましたが、しっかりと左艇団を抑え1位を守ったがのや、右海面で戦いきり4位フィニッシュに抑えていたた翔のコース力に感心しました。
1位 倉鹿野巧(神奈川) 2位 三浦圭(明治) 3位 中島隼人(明治) 4位 田中翔(明治) 5位 川村飛翔(明治) 6位 長井幹太(明治) 9位 戸田優人(日大)
第5位 川村飛翔(明治)
第6位 長井幹太(明治)
第19位 武藤豪(上智)
【第7レース】北北東〜東北東 2-3m/s
昼食後のレースで、風もかなり落ち、さらに不安定になりました。
上マークの位置も少し右に変更され、スタボリフトが全体的に支配する海面となりました。
1上は即タックした翔や46-3まさし、98-0拓が上位を走っていました。
2上は一気に風速が落ち、まさかの北北東からのマスパンの風が風軸となり、ゲートのアウターを回航して左海面を選択した人が伸びました。
1位 三浦圭(明治) 2位 田中翔(明治) 3位 宮山拓(保健福祉) 4位 坪根遼翼(早稲田) 5位 中島隼人(明治) 6位 小林将(明治) 8位 高橋薫平(明治)
第2位 田中翔(明治)
第3位 宮山拓(保健福祉)
第6位 小林将(明治)
第8位 高橋薫平(明治)
第13位 小林海土(日大)
第32位 菊地航平(法政)
【第8レース】北東 1-2m/s
上スタ、スタボ一本のレースでした。
しっかりと上からスタートを決めることができたがの、はるかさんらが走っていました。
海面選択がない為なかなかまくるのが難しいレースでしたが、はやとさんはおそらく10人以上抜かし5位でフィニッシュしました、、!
1位 倉鹿野巧(神奈川) 2位 三浦圭(明治) 3位 井上隆(神奈川) 4位 阿部公太郎PTP 5位 中島隼人(明治)
第3位 井上隆(神奈川)
今回の大会を通して
「セーリングのセオリーに忠実になる」
「全レグ漕ぎきる体力をつける」
ことが前を走るコツだと再認識し、自分の実力不足も痛感しました。
本大会での反省を、更なるレベルアップに繋げていきたいです。
他大学の皆さん、また慶應と一緒に練習していただけると幸いです!
最後になりますが、コロナ禍で大会開催が難しい中開催、運営してくださって本当にありがとうございました!
岡本大成