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関西選手権第三戦 2020 11.21-22
Report 87-1 安房井英人&12-2 大島萌 Photo@Instagram
初めまして、大阪大学87-1の安房井英人です。
安房井と書いてあわいと読みます。関西選手権第3戦のレポートを書かせていただきます。今年度は例年の日程より早めに開催されたため、極寒の琵琶湖というハードなコンディションではなく、比較的暖かい天候の中レースが行われました。
まずは、今大会を運営してくださった学連、マネージャーの皆様、本当にありがとうございました。
<1日目>
朝の琵琶湖は運営の船が出れないほどの爆風と白波で、風が落ち着くまでウェイティングでした。しばらくすると風が落ち始め、出艇となりました。
【1R目】5-10m/s
レース海面はハーネスストラップ〜ちょいオーバーぐらいで、強めのブローが左から入ってくる印象でした。下のほうから出るとすぐに養殖用の剣山にたどり着いてしまうので、上のほうからしっかりと高さを取りながら左海面に渡り、ブローで返した選手が前を走っていたように思います。87-10中村智菜美が上ピョコ左奥突っ込みで1上をシングル回航。僕は艇体分離して溺れていた後輩を発見、レスキューするという波乱の幕開けでした笑
1R@大島萌
風向が西よりで、1上のアプローチの時に左の風が入ってきてるのに気づかずスタボで乗っていて、1上7位くらいで回航しました。レグ2/3くらいで左に渡ってポートアプローチしてた健治(12-0)がダンピンでした。
1.12-0山本 2.19-1宇佐美 3.77-1児島 4.16-1羽田 5.12-25藤岡 6.12-2♦️大島萌 7.51-1桑原 8.51-4篠原...10.16-2飯田
【2R目】6-9m/s
風速が1レース目よりも上がった2レース目
上スタートから12-0健治と左海面に伸ばし、剣山ぎりぎりでタックを返しましたが、思いのほかポートが上らず1上が8位でそのままフィニッシュ。下から出て先に良いポートを使って上マークに近づき、スターボレイラインにかかるブローにうまく乗った選手が前を走っていたように思います。
ノボプレが速すぎてピンの12-11来海は1度も見えていません。オーバーの中、2回生ながら12-10谷岡くんが6位でフィニッシュ。
2R@大島萌
北西に戻って割と安定して9-10m/sくらいの風が入ってました。真ん中からスタートしてポートのブローに噛んだところでタックしましたが、風がかなりきつくて沈してしまい、遅かったです。1上はあやこ(12-41)が10番代くらいでレディース1位回航でした。二上であやことはなちゃん(10-87)をぎりぎりまくって上回航しましたが、下りで沈してしまって、フィニッシュはあやこ、はなちゃん、私の順で並んでフィニッシュしました。
1.12-11来海 2.12-0山本 3.16-1羽田 4.35-9朝田 5.19-1宇佐美 6.12-10谷岡 7.35-8長野...10.10-6登美
【3R目】8-12m/s
風速がかなり上がり普通にオーバーでした。
完全にスタートに失敗し、上位のコース取りは見えていませんが、2レース目とほぼ同じ感じだったと思います。12-11来海が連続ピン、12-2大島萌が4位フィニッシュと京大がトップ5艇中4艇を占め、艇速の違いを見せつけられました。
3R@大島萌
2Rよりは少し風が落ちて8-9m/sくらいでした。真ん中らへんから出て、えりの上からのポートリフトに噛んだところで返して、1上2位回航でした。私より下からでて、はやくポートのブローに早く入った朝田(35-9)が1位回航でした。
二上は、健治ときまち(12-11)が右奥ピッピしてるのについて行きました。最後風が上がってきてしんどかったけど、なんとか回って4位でフィニッシュしました。
3レースとも、下から出て先にポートリフトに噛んでる人の方が速い印象でした。上から出た人は結構すわれてたと思います。
1上で走れても、上位陣との下りの艇速差をかなり感じました。また、ダガーで乗れる風域をもっと上げるべきだと思いました。
1.12-11来海 2.12-0山本 3.35-9朝田 4.12-2♦️大島 5.12-25藤岡 6.87-2石川 7.51-1桑原 8.12-24谷口 9.12-9松原
オーバーでも1上2位のレディース大島萌
12-24 谷口海斗、成長中
【DAY1リザルト1枚目】
<2日目>
1日目と変わり鏡面つるつるの琵琶湖が待ち受けていました。オフショアの予報でしたが、オンで風が入り出艇となりました。
【4R目】0-1.2m/s
ゼネリコのスタート時に下からのスタートがかなり良く、左から風が入っているように感じられたため、下からスタートしました。
僕と同じく19-1宇佐美、16-1はだけん、77-1れんも下からスタート。しかし、スタート時から一生スターボが上る展開となり、左にツッコんだ僕とはだけんとれんはタックを返してからスターボ艇に一生前をきられ、かなり厳しかったです。早めに返して右に行った宇佐美はしっかりと耐えていました。上から出て上らせていた艇が速かったです。ここで、2回生の51-63伊藤颯がピンを取ります。
4R@大島萌
ゼネリコのスタートの時下有利で、下に寄せてスタートしましたが、上の方は上に振ってかなり上ってました。滋賀のあやりちゃん(77-23)は上めから出てたと思います。二上は右に振っていたので右海面使いました。あやりちゃんが12位フィニッシュですごく速かったです。私はレディース2位でフィニッシュしました。
1.51-63 伊藤! 2.12-11 来海 3.35-9朝田 4.35-8 長野 5.19-1 宇佐美...10.77-13富吉
【5R目】2-5m/s
昼休憩と海上待機をはさみ、オフショアの中風で5レース目が行われました。
上マーク付近には右から単発の強めのブローが、左海面にもブローが入っていました。上よりでスタートした僕は即タックし、ストパンで右のブローを取りに行き上2位、上ピンは左のブローをうまく使った87-2石川でした。2上でも同じく右海面の強めのブローを使った結果、石川をまくりピンでフィニッシュ。右にも左にもブローがあったので、ブローにかむところでしっかりと返せたかがポイントだったと思います。ここでブームが折れた宇佐美が入賞圏外へと吹っ飛びます。
5R@大島萌
真ん中らへんから出て、ヘダーしたとこで右に寄せました。1上シングルくらいで回りましたが、下回航を左のゲートを回って下り艇団の間を縫ってるのがずっとブランケで遅かったです。アプローチも右の風が入ってるタイミングでうまく乗ってきたちかちゃん(19-25)にまくられてしまい、レディース2位フィニッシュでした。
1.87-1安房井 2.12-0山本 3.87-2石川 4.35-1新矢 5.35-9朝田 6.87-3西田...8.12-24谷口
【6R目】2-4m/s
宇佐美のブームが折れたことで突如僕と2回生伊藤颯の6位争いが発生。
同じ風向でしたが風が落ち下有利に。右のブローがあまり見えなくなったので、左のポートリフトを使おうと考えていました。真ん中下めからスタートし、左へと伸ばしブローでタック、しっかりとポートが上り1上は3位。上ピンはポースタを決めた12-11来海、上2位は2回生51-63伊藤颯でした。2上でも左を使いましたが最後にポートがヘダー、先に右に渡っていた35-1新矢と12-25ふじぴーにまくられ5位フィニッシュ。同じ左海面にいた伊藤颯はリーパンを走らせ右に渡り、来海をまくりまたもやピンフィニッシュ。ここでピンを取った2回生伊藤颯が総合6位に入り入賞。僕は涙をのみました。
以上がレースレポートとなります。今大会では特に上位勢との吹きのレベルの差を見せつけられ、甲子園勢の吹きの弱さが顕著に出ていました。甲子園として吹きで前を走れるよう、冬にしっかりと鍛えていきたいと思います。
あまり前を走っていないので拙いレースレポートになりましたが、少しでも何かの参考になれば幸いです。
6R@大島萌
下めから出て即タックしましたが、ポースタしたり、もっと下に寄せてた人の方が上っていました。しの(12-54)が2回生ながら下からスタートを決めて1上3位くらいで回航し、そのままレディピンでした。私は二上も右海面メインでつかい、レディース2位でフィニッシュしました。
同期がたくさん入賞したり、後輩が前走っているのを見て嬉しかったです。
運営してくださった方々ありがとうございました。課題点もたくさん見つかったので、インカレに向けてしっかり練習していきます!
1.51-63伊藤! 2.12-11来海 3.35-1新矢 4.12-25藤岡 5.87-1安房井 6.12-55楢本 7.77-13富吉 8.12-54♦️北原史野...10.77-0中島
1位伊藤2位来海の攻防
35-19 矢次太紀、成長中
代々受け継がれる強豪京大
Men's優勝 山本健治(京大) Ladies優勝 大島萌(京大)
Men's準優勝 来海崚(京大)
Men's第3位 新矢紘己(同志社)
Men's第4位 朝田有哉(同志社)
Men's第5位 藤岡佑介(京大)
Men's第6位 伊藤颯(立命館)
Men's入賞者 右から1〜6位
Ladies 第3位 鈴木絢子(京大) 優勝 大島萌(京大) 準優勝 松宮香子(京大)
第1レース1上シングル回航の中村智菜美(阪大)
団体の部 1位 京大 2位 同志社 3位 阪大
新歓も大成功で波に乗る阪大(中央茶髪:新歓隊長 宍戸美南)
レディースレポート大島萌
【総合リザルト】
今、自分がやっていることが好きであるかどうか。それさえあれば自分を磨こうとするし、常に前に進もうとする自分がいるはず。
by イチロー& J.O